9/7日記 足踏みしたり突き進んだり
9/7 水曜日
マリフォーの一件
まずは、マリフォーシールの件について報告するね。
集中講義最終日、結局、、、
声を掛けられなかった……というかどこにいるのか分からなかった……。
次いつ会えるか分からないから、必死で探せばよかったんだけど、もうこの3日間1日3・4時間しか寝ていなくてとにかく眠かったし、グループワークとか課題が多すぎてそれどころじゃなかった(これは言い訳)。
最後の課題を提出して、顔を上げたら、あのスマホを持ってる人はもう教室にいなかった……。
こんなことばっかりね。
早起きせずギリギリに学校に行くから……夜更かしするから……こんなことになるんでないの……。
在学中にまた会えるかな。教職の授業を取っている限り会えるかな(しかしもう教職の授業をほとんど取り切ってしまったので、会えない可能性が高い。今回の集中講義は2年生ばっかりだったし)。わたしとあの人がマリフォーLUSHのシールを貼っている限り、お互いに気づけるはず。いつか、教職とマリフォーシール以外のことを知ってみたい。
それまで、この真っ赤なハートのシールを貼り続ける。もしもう一度会えたとしても、貼り続ける。この3日間、わたしたちは連帯していた。そしてこれまでも連帯していたし、明日からも連帯しつづける。その事実がこんなにもうれしく、こんなにも心強い。これはわたしたちの旗印。
まあわたしはヘタレすぎたな。それだけは確か。
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透明な膜を隔てながら
李琴峰さん「透明な膜を隔てながら」読み切りました~~~~~!楽しかった。
李さんの小説は「ポラリスが降り注ぐ夜」と「独り舞」は読んだことがあるんだけど、エッセイはほとんど読んだことがなくて、すごく楽しみにしていた。
李さんを知ったのは芥川賞受賞の記念スピーチの報道なんだけど(の割に「彼岸花が咲く島」は読んでない……。)、あのスピーチ全文を読んで、ぼろぼろ泣いてしまったのがきっかけだった。こんなにも同じようなことを思って生きてきた人がいるのか、と震えたし、その後読んだ小説も震えながら読んだ。勿論わたしは外国で暮らしたことはないし、母語で読み書き話す日本人だけれど、世界への眼差しがこんなにも似ている。こんな人が同じ時代に同じ国で生き、物語り続けている世界なら、もうちょっと何とかやっていきたいと思う。
そういう作家に出会うことが個人的に増えてきて嬉しい。情勢を知ったり読書量が増えたりして自分のセンサーが敏感になったかな? もっと感度を上げていきたいな。似た作家ばっかり読むのはどうなん、という意見も分かるんだけど、わたしの倫理観に合致しない作品は、読んでも傷つくばかりだから読みたくない。現実世界で傷ついた心を癒したり守ったりするための読書なのに、自分から傷つきに行きたくはないのよ。
「透明な膜を隔てながら」、また別で感想書こうと思う。
次:三木那由他さん「言葉の展望台」を読み始めました。こちらもよさそうです。
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あちらこちらぼくら
楽しみにしていた「あちらこちらぼくら」が届いたので全巻読んだ。今日めちゃくちゃ読んでるね。
これも本当にいい。描写が細かくていい。感情表現が細かい物語が好きなのかもしれない。
個人情報明かしすぎかな?と思わなくもないんだけど、わたしは園木が通った大学に今現在通っているわけでして……。そして学芸員資格取得を目指しているわけでして……。そういう目線で読むと、本当に個人的な解像度が高く、感情がめちゃくちゃになってしまった。
これから毎日が聖地巡礼。素晴らしいね。
あと真嶋が通うS大って、首都大学東京(いまは都立大学かな)よね? 実はここも見学に行ったことがあって、あ~でっかいアウトレットあったなあとか思い出していました。確かあれは高2の時だから、園木と真嶋が出会ったときと同じだね。うう。解像度。
園木の感情が分かりすぎて、自分を見透かされているみたいでびびった。なんなんだ。たなと先生は何者なんだ。進学校描写も絶妙にリアル。受験期、ブーストかかりだすと案外楽しくなってくるの分かる。
園木は○○先生とか、△△先生の博物館なんちゃら論系の授業受けたのかな、どんなプレゼンしたのかな、実習はどこへ行ったのか、学内実習は何したのかな。特別支援学校には行ったかな。発達キャンパスまで登るのだり~~って思ったことあったかな。
はじめて二次創作したい人の気持ちが分かった気がする。これまで一次創作ばかりで、二次創作は読み専だったんだけど……。なんか思いついたらやってみようかな。
あちらこちらぼくらも、ネタバレ込みで別でまとめよう。
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今日めちゃくちゃ長いな。それだけ良いものを沢山得られた日ということかな。明日からも学校がんばろう。